産後の尿もれ、その原因は?効果的な対策・改善方法を解説

出産後は、骨盤のゆがみや腰・股関節の痛み、体型の変化など、さまざまな体の悩みを感じる方がいます。

その中でも、特に人には相談しづらい悩みのひとつが「尿もれ」です。

「出産後、くしゃみをしたときに少し漏れるようになった」
「子どもを追いかけて走ったときに漏れてしまう」
「笑ったり、重いものを持ったりすると不安になる」


このような経験がある方も少なくありません。

産後数か月で自然に気にならなくなる方もいれば、尿もれが長く続き、何年も悩んでいる方もいます。

では、なぜ出産後に尿もれが起こりやすくなるのでしょうか?

今回は、産後の尿もれが起こる原因と、自分でできる対策について詳しくご紹介します。
 

目次

  1. 産後の尿もれの原因
  2. 産後の尿もれ、どうすれば改善できる?
  3. 産後の尿もれを自分で対策する方法
  4. 20年来の産後の尿もれが改善した例
  5. まとめ
 
産後の尿もれの原因
 

「尿もれは、出産時に体へ大きな負担がかかることで起こる」と考えている方も多いのではないでしょうか。

もちろん、出産は尿もれの大きなきっかけになります。

一方で、妊娠中の体の変化や、妊娠前からの姿勢・筋肉の使い方などが関係している場合もあります。

ここでは、①出産時、②妊娠中、③妊娠前の順に、尿もれにつながる要因を見ていきましょう。
 

産後の尿もれの原因① 出産による骨盤底への負担

 

1)骨盤底筋に大きな負担がかかる

骨盤底筋は、骨盤の底にある筋肉の総称で、膀胱や子宮、直腸などを支える役割があります。

出産時には、赤ちゃんが産道を通るため、骨盤底筋が大きく引き伸ばされます。

そのため、出産後は骨盤底筋がうまく収縮できず、くしゃみや咳、運動などでお腹に力がかかった際に尿が漏れることがあります。

また、分娩時には会陰裂傷や会陰切開などが行われる場合もあり、骨盤底周辺の組織に負担がかかることがあります。
 

2)骨盤周辺の状態が変化する

妊娠・出産では、ホルモンの変化や赤ちゃんが産道を通ることによって、骨盤周辺の関節や靭帯、筋肉などにも大きな変化が起こります。

こうした変化によって、産後は骨盤周辺の筋肉をこれまでと同じように使いにくくなることがあります。

特に、骨盤底筋が十分に働きにくい状態になると、尿をコントロールしづらくなることがあります。
 

3)神経に負担がかかることもある

分娩時には、骨盤底周辺の神経にも負担がかかる場合があります。

骨盤底周辺の神経は、膀胱や尿道などの働きにも関わっています。

そのため、出産後に尿意を感じにくくなったり、尿をコントロールしづらくなったりすることがあります。
 

産後の尿もれの原因② 妊娠中に膀胱へ負担がかかる

 

妊娠中は、お腹の中で赤ちゃんが成長するにつれて子宮が大きくなります。

子宮が大きくなると、膀胱が圧迫されやすくなるため、妊娠後期には「トイレが近い」「くしゃみをすると漏れそうになる」などの尿トラブルを感じる方もいます。

妊娠中に尿もれがあった場合、出産後に落ち着くこともありますが、骨盤底筋などに負担が残っていると、その後も症状が続くことがあります。
 

産後の尿もれの原因③ 妊娠前からの体の使い方


実は、尿もれは妊娠・出産だけが原因とは限りません。

骨盤底筋もほかの筋肉と同じように、普段から適切に使うことが大切です。

運動不足や長時間同じ姿勢で過ごすこと、姿勢のくせなどによって、骨盤底筋をうまく使えなくなっている場合もあります。

その状態で妊娠・出産による負担が加わることで、産後に尿もれが起こりやすくなる可能性があります。
 

「産後の尿もれ」に関係する4つのポイント

 

産後の尿もれには、さまざまな要因が関係しています。

代表的なものをまとめると、次の4つです。

  1. 骨盤底筋に大きな負担がかかる
  2. 妊娠・出産によって骨盤周辺の状態が変化する
  3. 骨盤底周辺の神経に負担がかかることがある
  4. 妊娠中から膀胱や骨盤底に負担がかかる

では、産後の尿もれを改善するためには、どのようなことを意識すればよいのでしょうか?

 
産後の尿もれ、どうすれば改善できる?
 

骨盤底筋を意識する

尿もれ対策として、まず意識したいのが骨盤底筋です。

骨盤底筋は、膀胱や子宮、直腸などを支えるとともに、尿をコントロールする働きにも関わっています。

そのため、骨盤底筋を適切に使えるようにすることが、尿もれ対策の基本となります。

イメージとしては、水道の蛇口を「キュッ」と閉めるような感覚です。

ただし、力を入れれば入れるほどよいというわけではありません。

正しい方法が分からない場合は、産婦人科や泌尿器科、理学療法士などの専門家に相談してみるのもよいでしょう。
 

骨盤周辺を整える

骨盤底筋を使いやすくするためには、姿勢や体の使い方を見直すことも大切です。

特に、普段から骨盤が前に傾いた姿勢になっている場合は、無理のない範囲で姿勢を整えることを意識してみましょう。

「骨盤を立てる」ことを意識すると、骨盤周辺の筋肉を使いやすくなる場合があります。
 

骨盤底周辺の感覚を取り戻す

出産後は、骨盤底周辺の筋肉や神経に負担がかかっていることがあります。

そのため、すぐに強いトレーニングをするのではなく、まずは「骨盤底を意識して使う」ことから始めるのもひとつの方法です。

感覚が分かりにくい場合は、無理に自己流で行わず、専門家に相談しましょう。
 

症状が続く場合は医療機関へ

産後の尿もれは、時間の経過とともに改善するケースもあります。

しかし、症状が長く続いている場合や、尿もれの量が多い場合、日常生活に支障が出ている場合は、我慢する必要はありません。

産婦人科や泌尿器科などに相談することで、原因に応じた治療や運動療法などを受けられる場合があります。

 
産後の尿もれを自分で対策する方法
 

ここからは、日常生活の中でできる尿もれ対策をご紹介します。
 

まずは「骨盤を立てる」ことを意識する

普段の姿勢を見直し、骨盤を立てることを意識してみましょう。

座っているときや立っているときに、腰を反らしすぎたり、背中を丸めすぎたりしないよう、無理のない範囲で姿勢を整えます。

姿勢が整うことで、骨盤周辺の筋肉を意識しやすくなることがあります。
 

内股になりすぎない

立っているときや歩いているとき、膝やつま先が内側に入りすぎていないか確認してみましょう。

無理に足を外へ向ける必要はありませんが、膝とつま先の向きをそろえ、自然な姿勢を意識することが大切です。


骨盤底筋をやさしく意識する

骨盤底筋をうまく意識できない場合は、「尿を途中で止めるような感覚」や「お尻の穴を軽く締めるような感覚」をイメージすると分かりやすいことがあります。

ただし、実際に排尿中に尿を何度も止める練習をするのは避けましょう。

まずは普段の生活の中で、骨盤底を軽く引き上げる感覚を意識することから始めてみてください。

また、力を入れっぱなしにするのではなく、しっかり力を抜くことも大切です。

 
20年来の産後の尿もれが改善した例
 

ここでは、長年尿もれに悩んでいた女性の体験をご紹介します。

川崎市にお住まいの本田真由美さん(仮名・40代)は、運転の仕事をしながら、20歳を過ぎた頃から尿もれを気にしていました。

特に気になるようになったのは、一人目のお子さんを出産してからだったそうです。

「くしゃみした時、こらえられないというか、制御できないというか……」

笑ったり走ったりするときにはある程度意識できても、くしゃみなどの突然の動きではコントロールしにくかったといいます。

それでも、人には相談しづらく、病院に行くことにも抵抗があったため、尿もれパッドなどを使って対処していました。

そんな中で出会ったのが「整体ショーツモレンヌ」です。

はいたときの感覚について、本田さんは次のように話しています。

「キュッとする、という言い方がいいのかな。締め付けられているということではなくて、腰が立つという言い方をするのかな。膣を締める感じっていうのか……」

さらに、普段行っている剣道の稽古でも変化を感じたそうです。

剣道ではジャンプするような動きもあり、これまでは稽古中の尿もれが心配だったため、大きめの尿もれパッドを使用していました。

しかし、整体ショーツモレンヌをはき始めてから、尿もれが減っていき、以前よりも安心して稽古できるようになったといいます。

※こちらは個人の体験談であり、すべての方に同様の変化を保証するものではありません。

 
まとめ
 

産後の尿もれは、出産時だけでなく、妊娠中の体の変化や、妊娠前からの姿勢・筋肉の使い方など、さまざまな要因が関係しています。

尿もれ対策では、

  1. 骨盤底筋を適切に使う
  2. 骨盤周辺や姿勢を整える
  3. 骨盤底周辺の感覚を意識する
  4. 必要に応じて医療機関へ相談する

ことがポイントです。

特に、産後の尿もれが長く続いている場合は、「出産したから仕方がない」と諦める必要はありません。

まずは日常生活の中で姿勢を見直したり、骨盤底筋を意識したりすることから始めてみましょう。

また、尿もれが気になる方のためのアイテムとして「整体ショーツモレンヌ」もあります。

整体ショーツモレンヌは、骨盤周辺をサポートしながら、はいている間の姿勢を意識しやすくする設計のショーツです。

尿もれが心配な方にも使いやすいよう、30ccの尿もれパッドが付属しているため、もしものときの備えとしても活用できます。

産後の尿もれに悩んでいる方は、一人で抱え込まず、自分に合った方法でケアを始めてみてはいかがでしょうか。