BODY SPROUT 20周年連載 第十一話 「2016年 私の体験がまさか商品になるなんて」

2016年は、これまでしたためてきた新規事業への準備開始・調査開始の年でした。
これまでの事業の流れとしては、2006年に整骨院を開業→2012年に協会を立ち上げ「猫背矯正」施術を普及→そして次の一手は、さらにより多くの方に「治る環境づくり」を広めるためには、一人一人が手にとって実際に使うことができる「モノ」にこの技術を置き換える方法です。

代表は、調査を始めました。
社内で、「商品作りをしようと思うが、手伝ってくれないか?」と聞いたり、また長く通ってくださる患者様に、「これはイイ、と思って購入したことのある健康グッズについて教えてください」と、ヒアリングをし始めました。

どのような商品が良いんだろうか?
まずは、体で一番整えるべきところは「骨盤」ということが決まっている以外、他は暗中模索でした。

スパッツにするのか、ショーツにするのか?また、どのようにそのメソッドを商品に盛り込むのか? 商品化する方法も、経験者のスタッフも、何一つ揃っていない状態なのに、どうしてそれをスタートしようと思えるのだろうか? 私の思考回路ではなかなか理解できないところが多く、そのトロさに代表はいつも憤慨していました。

この年の我が家の子ども構成は、長男 高校入学、次男 小6、長女 小4、次女 小学校入学、でした。コロナ前でしたので、毎年、進級すると学級懇談会のみならず、父母懇親会というものも開催されていました。その時の学年委員さんが日時を決めて、お店を予約して、クラスの父母に呼びかけて行う懇親会です。
私は仕事もありつつ、このような行事にはなるべく参加するようにしていました。子ども関連のことを体験できるのは、子どもが子どもでいるうちだけですから。その時、その一瞬をいつも逃すまい、体感することを意識していました。

末っ子次女のクラス懇親会で、出会ったママがとてもシゴデキ(仕事出来る人)で感動して、スカウトしました。その方が中心となって、整体ショーツのプロダクト誕生まで持っていくことができました。そして今もブランドマネージャーとして活躍してくださっています。

ちょうどその頃、私の頑丈な体も悲鳴を上げるようになり、蓄積していた育児負担が腰に来て、ぎっくり腰を繰り返すようになっていました。
夫は、「自分が整骨院の先生なのに妻がぎっくり腰なんて恥ずかしくて。。。」と思っていたようです。 ぎっくり腰になった私の状態を見て、一言。「そんなに腰が前傾しているんじゃ、そりゃぎっくり腰になるよ。」でした。

でも体の勉強をしてきていない私にはハテナだらけでした。「骨盤ゼンケイって何?」(漢字への変換すら、最初は出てきませんでした)「どういう状態がゼンケイなの?」「どうしたらゼンケイは治るの?」「私は何をしたらいいの?」 
このような初歩的な質問を疲労困憊の時に浴びせられた代表はただ機嫌が悪くなり無口になるのでした。
そして私には何も伝わらず。。。 整骨院の先生方に治していただきました。
しかし、私のこのギックリ腰体験が、まさかの「整体ショーツ」の発端となったのです。

代表の中で、「そうだ!はくだけで骨盤の前傾が正すことが出来る商品を開発すればいいんだ!」ということになったのです。
ショーツをはくだけで骨盤の前傾を整えられたら、腰痛やぎっくり腰は防げるだろう、との理論です。当初はスパッツで話が進んでいましたが、私は毎日必ず身につけるものじゃないと、ズボラだから続かない、と提案しました。そして、締め付けが強いものだと苦しくなって続かないので必ずはき心地の良いものにしてくれ、と注文しました。今思えば、この願いは叶えられたのです。

既に世に出回っている骨盤ショーツを120枚は買い占め、女性スタッフ全員で試着し検証しました。そして前述のシゴデキ スタッフが試作品を作ってくれる会社を苦労して探し出し、幾つも試作品を重ねていったのです。

次回は・・・いよいよ整体ショーツが完成し、販売がスタートします!!!